サイトアイコン 沖縄県よろず支援拠点

希少価値。完全無農薬の県産紅茶の販促支援

美ら花紅茶

【相談;県産紅茶の効果的な販売方が知りたい】

【相談内容】

名護市伊佐川で58年間にわたり完全無農薬でお茶栽培を続けている農家と出会い県産100%「べにふうき紅茶」の販売をしている。多くの方に飲んでほしいが、効果的な販売法を知りたい。

相談事業者基本情報

【回答;限られた生産量とこだわり・商品の強みを明確化】

美ら花が取り扱う「べにふうき紅茶」とは
県の特別栽培農産物の認証を受けた農家が無農薬で育て上げた
年間わずか数百㌔の茶葉をつかう。
また春摘みの一番茶となると、希少性はさらに高まる。

11月1日 「紅茶の日」に合わせ限定発売した

名月(めいげつ)  税別1万円 100個限定
春摘み一番茶「ファーストフラッシュ」を暗室で半年間熟成させた県産最高級紅茶である。
限られた生産量とこだわりの商品として、どう付加価値を高め、販売するか。
拠点のサポーターである東京のマーケティング専門家とチームを組み、大都市圏の消費動向を踏まえ、最適な広告・マーケティングを検討した。
既存の売り場や買い手にヒアリングし、情報収集から着手。同時に

        1. 商品コンセプトの再認識化
        2. コア・ターゲットの設定
        3. 自社の強みと弱みの整理
        4. 商品の告知・訴求

―について、広告業界の視点からアドバイスを受けた。
戦略は企業の〝身の丈〟に照らして実現可能性を見極め、課題も優先順位を付けることが重要だ。
今回は商品陳列やpop制作など、すぐに対応できることから着手し、より高度な課題に対する作業への理解度を深めた。
一連の体系的な作業を得て「名月」の強みが明確化され、消費者のニーズと均衡のとれた価格設定、商品企画への道筋もクリアになった。「高所得層」のマーケティングに触れ、顧客にとっても商品との「出会い」が希少価値であると気づき、自信につなげることができた。
的確なチーム支援の好例として、課題を共有、伴走していきたい。

<企業情報>
美ら花紅茶
・住所:〒904-2163沖縄県沖縄市大里1丁目26-20
・TEL:098-934-5200
・ホームページ:http://churabana.com

※この記事は2014年11月02日の沖縄タイムス(日曜版)『よろず支援拠点カルテ@沖縄』からの転載です。

モバイルバージョンを終了