【相談:ニュージーランド蜂蜜の商品開発と販路 どう進める?】
相談事業者基本情報
●企 業 名 (株)Honey Fusion
●業 種 マヌカハニーの輸入販売、オリジナル商品販売
●所 在 地 豊見城市
●資 本 金 100万
●創 業 20181年
●従 業 員 3人
【相談内容】ニュージーランド出身の夫と沖縄出身の妻とで、ニュージーランド特有のマヌカハニーを知人養蜂家から直接輸入して卸・小売販売をしたい。ブランド名、販売価格、県外への販路なども決めなければいけないが、どのように進めていけばいいか?
【内容:夫婦の存在ブランド化】
マヌカハニーとはニュージーランドで生息するマヌカの花の蜜から作られ、この蜂蜜だけに多く含まれる殺菌成分「食品メチルグリオキサール」が大きな魅力である。ご相談に応えるためによろず支援拠点では複数のコーディネーターでチーム支援を実施した。
まずブランド決定において、自社の強みや独自性をたくさん出していただく過程で、マクブライド・グレン氏、直子氏のご夫婦の人柄や、お互いの国をとても愛していることの素晴らしさが際立っていた。マヌカハニーと沖縄の手作りバターを融合させたマヌカハニーバターを開発して今年10月にデビューさせた。ご夫婦の存在と考え方そのものがブランドであることを確認して、商品名は『Nao&Glenn』とした。
価格設定は適正な利益の販売価格でなければならない。ニュージーランドから直接買付ける本体原価、輸入費用、パッケージ代、そして自社の人件費を入れて売上原価とする。そして卸販売を想定して利益が出る販売価格にする。
県外販路の展開に関しては、希望された百貨店に出す提案書作成を提案した。マヌカハニーのすごさを実績と数値で表現して、自社の具体的取組み姿勢、この百貨店を希望する理由、どんな顧客に食していただきたいかを明解に箇条書き、作成した提案書で商談に臨んだ。百貨店への出店が決まり、その後初の県外催事出展も実現してマヌカハニーバターを中心に成果をあげた。ご夫妻の熱い思いが新たなブランドを作り、まだ沖縄の素材とのコラボレーション商品が計画されている。またネット販売強化を専門のコーディネーターが入り進めている。県内では「宜野湾市ハッピーモア」、「ファツションキャンディ宜野湾本店&那覇店」で販売している。
問い合わせは、Honey Fusion 電話098(852)2003。(県よろず支援拠点コーディネーター・野口正幸)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。相談は同支援拠点、電話098(851)8460。またはお近くの商工会へお問い合わせください。