より働きやすい環境にするために労働条件整備の支援事例

【相談:より働きやすい環境にするために労働条件を整備したい】

 

相談事業者基本情報

●企 業 名  非公表
●業   種     食品製造業
●所 在 地       非公表
●資 本 金       非公表
●創   業       非公表
●従 業 員       非公表

【相談内容】従業員のために労働環境をよりよいものにしたい。従業員がより働きやすい環境にするためにはどうしたらよいか。退職を申し出る従業員もおり引き留めるためにも労働条件を整備したい。

内容:多くの事業所が「働き方改革」や「生産性向上」に取り組むようになり長時間労働の是正、生産性を向上させるための業務の見直し・効率化に様々な工夫をされている】

今回の相談事業所は「働き方改革」に早くから着目し、日頃から極力時間外労働をさせないよう配慮してきた。また、従業員から申し出があれば勤務時間途中に外出することも認めていた。しかし、当事業所は繁忙期と閑散期があり、繁忙期には工場をフル稼働させるため時間外労働が増え休日出勤も多くなる状況であった。従業員からは改善してほしいという声があがった。従業員が働きやすい環境にしたいというのが相談事業所の思いである。 

はじめに労働条件と就業規則の内容を確認したところ、数年前に就業規則を作成したがその後見直されていなかった。働き方改革を行うために社員にヒアリングを行う等してどのように労働条件を改善した方がよいか検討することをすすめた。

社員へのヒアリング及び経営陣ミーティングを行った結果、自社の働き方改革として就業時間の見直し、変形労働時間制によるシフト制勤務の導入を行うことになった。

就業時間について現状の始業・終業時間と相違があったことから、現行に合わせて就業規則を変更したほうがよいとアドバイス。これまでは休憩時間が長く、その分拘束時間も長かったが、休憩時間と拘束時間を短縮し終業時間を早めることができた。

  また、変形労働時間制を導入しシフト勤務制とした。繁忙期の業務集中を閑散期で労働時間を調整することで、閑散期に法定労働時間より短時間の所定労働時間となる日を設けることができ、プライベートの時間を確保できるようになった。

来年度は働き方改革関連法が施行されるので今回の見直しに留まらず働き方改革を継続してほしい。(沖縄県よろず支援コーディネーター・平田 勇次)

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