足に合った靴づくり。ビジネス展開法の支援事例

サロンドぐー

【相談:顧客増加目指したい】

【相談内容】 福岡で足に合った靴づくりの修業をして技術を習得、のれん分けをして沖縄で事業を始めた。顧客のほとんどが知人からの口コミ客。さらに顧客を増やすため、今後の営業展開の方法を助言してほしい。

相談事業者基本情報

  • 企業名   サロンドぐー
  • 業種     製造業
  • 所在地   豊見城市
  • 資本金   個人事業
  • 創業     2014年
  • 従業員    1人

【回答:他分野連携 ウェブPR】

多くの人は店頭に並ぶ既製品の靴の中から好みで選び購入する。だがその大半は自分の足に合っていない。
サロンドぐー沖縄の秋山淳一氏は、靴が合わなくて足や腰にトラブルを抱えている人に、足に合う靴と中敷きを製造販売している。 「外反母趾の痛みがなくなった」「産前産後の腰痛が楽になった」などの声が多く寄せられ、潜在ニーズの高さが分かる。

秋山氏は多くの人が間違った靴選びに気づき「一生自分の足で歩いてもらいたい」という強い思いでこの仕事を始めた。近い将来、店舗を構えたいとしており、ビジネスとして実現するために基本的なところから点検した。

財務面では、仕入れ原価以外にも、労務費や光熱費などの目に見えにくいコストがあり、細かなコスト計算、売り上げ目標設定の必要性を確認した。

販路拡大にあたり、ホームページ(HP)を立ち上げることにした。今は高齢者もウェブ上で情報収集することが多い。できるだけコストのかからない方法で、ブログやフェイスブックとの連携で、最新の情報提供を目指した。

10月に沖縄市のプラザハウスショッピングセンターの紳士靴売り場で「靴と足の相談会」を実施したところ、約50人の相談者全員が中敷きを購入した。売り場と連携することで、好みの靴が足に合わなくて購入をあきらめるお客に対し、店は売り逃がしを防ぎ、サロンドぐーは顧客を獲得、客は好きな靴を購入できるという構図ができた。〝三方良し〟の商いの手本である。

また、医療との連携も考えられる。よろず支援拠点として、アンチエイジング医療の第一人者・ハートフルクリニックの平良茂医師に相談したところ、歩き方は免疫に大きな影響があるとのこと。欧米人は靴を体に合わせて作るが、日本では健康との関係に対する知識が浸透していない。

秋山氏の事業は、医療の観点からも大変興味深いとのコメントやマーケティングに関するアドバイスに関するアドバイスをもらった。

興味のある方はサロンドぐー沖縄のHPをチェックしてほしい。⇒http://akijun2.wix.com/salondegouokinawa
連絡先は秋山氏 080(5482)1742。

*この記事は2014年11月16日の沖縄タイム(日曜版)『よろず支援拠点 カルテ@沖縄』に掲載された記事からの転載です。

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